福寿屋本舗の長崎カステラの基本材料は、鶏卵、上白糖、ザラメ糖、小麦粉、水あめ、蜂蜜の6種。
膨張剤や着色料、保存料は使用していません。
シンプルだからこそ、福寿屋本舗では「長崎カステラ」に適した素材だけを厳選し、絶妙な配合比で丁寧に焼き上げています。
素材そのものが持つ力と味わいを存分にお楽しみください。
カステラの生地を膨らませ、生地にコクを与えます。着色料等使用していないため、卵の色でカステラの生地の色が決まります。
生地に甘みを与え、しっとり感を与えます。
生地に甘みを与えると共に、溶ける前は独特の食感を、溶けた後は生地に浸透することでしっとり感を保ちます。
鶏卵と共に、カステラの骨格を担うため、使う小麦粉によって生地の質が変わります。
水分を保持し、しっとり感を保ち、カステラの深い味わいを醸し出します。
カステラに蜂蜜の風味とコクを与えます。
熟練した技術を持った職人は、空気と卵の力だけで生地をふんわりと均一に焼き上げます。
膨張剤などは使用しないため、年間を通して品質を均等にするには、その日その時間に適応した微調整が必要です。
焼き上げられたカステラは、一晩寝かせることで生地が落ち着き、よりしっとりとした食感に仕上がります。
長崎カステラに欠かせない原料の一つであるザラメは「親水性」という性質により、以下の3つの作用があります。
ザラメが次第に溶け出していくことで、しっとりとした長崎カステラが長く楽しめるのは先人の知恵なのです。
また、日々変化していくカステラをできるだけ長くお楽しみいただくための工夫の1つが「脱酸素剤」です。
カビは酸素がないと増殖できないため、脱酸素剤を封入することで、保存料を使用することなく長期間品質を保持することができます。
また、バリア性の高いフィルムを採用することで、生地色の変化や食感をできるだけ長く保つように工夫しています。
福寿屋本舗は、食品ロスの観点や、より身近に感じていただくために、美味しさを長持ちさせることは重要であると考えています。